スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『孤独の歌声』 

孤独の歌声 / 天童荒太
book11.jpg

―――――「全部、いままでの人間が聴いてきた音とは違う音を、この人は、聴いていて、それを書きとめているんだ。その音が、すごく、きれいでよ、怖くてよ、悲しくてよ、残酷でよ、いいんだよ・・・・・・ひとりぼっちの音なんだけどさ・・・・・・


コンビニ強盗と連続女性誘拐殺人の事件が絡み合う様を、それぞれの「孤独」を抱える女刑事、コンビニ店員、連続殺人犯の3つの視点から描いたサスペンス。
設定というか展開がちょっと都合よすぎたり、あまり「謎」が多くなかったりとサスペンスとしての弱点はあるものの、人物描写が濃密で、読んでてキャラの頭の中までリアルに再現できます。伏線の張り方もうまくて、読み返しても楽しめそう。
こういうジャンルの作品は最後のほうでただのドタバタ劇になってそのまま終わることが多い気がしますが、これはしっかり最後まで「孤独」やある葛藤へのこだわりを捨てていなく 丁寧に描ききっているので、扱った題材のディープさを考えると非常にすっきりした読後感を持つ良作やと思います。
ただ、肝心の「孤独の歌声」の設定があまりに陳腐で取って付けたようなもので、そのくだりは要らないんじゃないかとも思っちゃったり。。。

おすすめゲージ:■■■■■■■□□□
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿









管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://20years.blog7.fc2.com/tb.php/168-5dc0e30b

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。