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『火の粉』 

火の粉 / 雫井脩介
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―――――「隣の男・・・・・・武内がこちらを見ていた。思わず力負けしてしまうような鋭い視線で、雪見は瞬間的に目を逸らしていた。何だ、あの陰気な眼は・・・・・・?


死刑をめぐる裁判の被告人と裁判長が、逆転無罪判決の数年後、再会した時から日常を病んでいくミステリー。
作者は写実的な表現が巧くない反面、人間の内面の微妙な心情、その変化の表現が緻密で驚きました。そういうタッチといい題材といい、正に現代の小説って印象。
半分くらいまでは登場人物の苛立ちとかストレスの話ばかりなので、正直言って読んでても気分が重くなります。後半はいろいろ展開も見せるし、波に乗るように読み終わる感じ。
ミステリーとしての要素部分は、鳥越というキャラがいきなり出てきていきなり解決に持ってった感が強いんですが・・・
あとは尋恵や俊郎あたりとくに、キャラが最初と最後ではかなり変わってしまってるのは頂けない感じ。おれ的に最後まで気に入らなかったのは俊郎の性格でしたえへへ。
文庫にしては厚い方なので、いちミステリをそんな分量で読むのが億劫な人もいるかも。でも結構すいすい読めます。
ついこの前2時間ドラマ化もしたみたいだけどそれは観てないや。

おすすめゲージ:■■■■■■■□□□
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